みみにっき

mimiが書く日記です。

KIRINJIツアー @ 昭和女子大学人見記念講堂

本日はKIRINJIツアー最終日、人見記念講堂にお邪魔させていただきました。
今回のツアーは梅田しかチケット取れなかったと思ったらご招待いただき、今日のライブで合計2回観られました。ありがたや。
ライブはすごく面白く、そして長年のファンとしてとても興味深いもので(数えてみたら17年も聴いてるってことに気づいて怖い…半生超えてる…)、今回はどの曲がどうというよりは、兄弟キリンジで観ていた時のあのピリッとした緊張感というか張り詰めた感じというのが、実は泰行さんが発していたところも多いのだということに思い至り、とても意外かつ興味深いと思いました。

「人にこう見られたい」という部分はわりかし両者ともに持っていたと思うのだけど、キリンジのライブのある瞬間に「人にどう見られてもいいから思い通りにやりたい」という感情がドライブしていたのは、もしかしたら泰行さんがとても強く発している感情だったのかもしれない。いや、本当のところはわからないけど。

その点は、高樹さんがもっと慣れてバンドの完成度を高めたら、また兄弟時代終盤の生き物みたいなアンサンブルになるんだろうなと楽しみに思っています。高樹さんがバンドに女子を巻き込むのは初めてだと思うので(真城さんなどコーラスは除く)、どんな完成度になるか…??そこも含め新しいチャレンジになるのだと思います。楽しみ。

別々に活動することでまた深みが出て、曲の聞こえ方も変わりました。
それでもやっぱり「絶交」はいつ聴いても泣けるのだけど。

ライブ終了後の打ち上げにお邪魔させていただいたのですが、多分バックステージにファンが来る特典的なやつが控えていたからか、結婚式のお見送り方式でささっと挨拶して帰るスタイルでした。
パッと挨拶して柴田さんに某社の編集者さんを紹介して帰ろうと思ったら、高樹さんの方から呼び止めてくれて「あなたのこと前に山手線で見かけたんだけど、俺こんな髪短くしたばっかだからあなた気づかなかったでしょ。なんか面白かったから声かけないでおいたよ。」って敢えて呼び止めてその話…orz そしてどファンのクセに全く気づかなかったいつぞやの自分…。
そういえば昔泰行さんをバス停で見かけても「あ。泰行だ。」って思って声かけなかったというMCをこの人してたなぁ。私は、その時どんだけ気の抜けた顔していたのだろうか…怖い…

動転してライブの感想とかは伝えられず、ひたすら「え!?いつどの辺で見たんすか?ていうか声かけてくださいよ!え!?あ、今日はありがとうございました…orz」みたいなことしか伝えられなかったよね…。

しかし、そうやって日常のちょっとした歪みから物語がむくむく湧き上がる感じこそ掘込高樹節であり、物語の舞台にまさか一瞬でも自分が立つとは光栄です…って感じだけど、いざそのターゲットになるとひたすら恥ずかしい…。ていうかあの人そういう物語めっちゃ持ってるんだろうな。今まで高樹さんの視線に捉えられたものの物語。そういうものを読んでみたいものであるけど、彼は幸か不幸かミュージシャンなのだった。
高樹さんが書いてくれるのを待つよりは、面白い物語はちょっとでも代わりに筆を磨いて私がいつか紡ぐとして(なんて比較にもならない時点からおこがましい言い方ですが)…、人それぞれの感受性を深めるための素敵なエッセンスをくれる人だなと思いました。私は、やっぱ高樹さんの視点好きなんだわ。ていうか小学生の頃から聴いてるから感性の親鳥みたいなもので…。そのツボを色んな角度から再確認しました。お招きいただき、本当にありがとうございました。